先日本を出版なさるというライターさんの取材を受けまして、改めて「鰻に合う日本酒」について考えてみました。
そして、店主が実験をしてみるということで店内試食会を開きました。
事前調査では鰻には古酒や本醸造のお燗などが合うという意見が多かったのですが、鰻には香りが高い酒が合うという記述を見つけました。
香りが低いと鰻の味に負けてしまうというのです。
試したのは「鰻かば焼き」と「鰻白焼き」
日本酒はメインで「而今」、そのほか香が高いカプロン酸エチル系のお酒と香り控えめの酢酸イソアミル系のお酒、お燗用の酒を用意しました。
何人かで試した結果、香りが高いお酒は鰻のかば焼きに合います!
そして香りを抑えた静岡酵母を使ったお酒は鰻の白焼きに合いました。
ちょっと方向は違いますが、香りだけを赤ワインと白ワインに例えるとわかりやすいかもしれません。
「而今」「仙介」は鰻に合いました。
そして定評通り少し寝かせたお酒もお燗酒も合います。
「十四代」はどんな料理にも合わないと言われてますが、それが料理を選ばないことにもつながると発見しました。
なんと「十四代」はかば焼き白焼きどちらと一緒でも違和感がなかったのです。
この結果はもちろん数人の意見で、それぞれ嗜好が違うと思います。
是非皆さまもご自分の舌で試していただき、感想をいただけたらと思います。
こんな勉強なら毎日でもいいな~と思ったスタッフでした♪
スタッフ秋花